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午前中で一段落。
で、お昼は桃山台の「木田」に行ってみることにした。 駅からはけっこう距離はあるが、いい散歩道ではある。 え!…店の前には数人のおばさんたちが…。え?団体…。 お昼に来たのは初めてだが、混んでるのかぁー。 腕時計を見たら、1時半だが。 しばらく待って、店内に。 わたしも一人だが、先客も一人客がいる。 この店は、基本二人がけ席で間隔をとってあるのがいい。 先のおばさんたち5名は、大テーブル。まだ、注文を決められないでいる様子。 では、お先にたのみます。 とりあえず「晴耕雨読」ね。それと…「せいろ」…うーむ、 一品を頼みたいところだが、お昼だからなぁ、手間かけちゃいけない。 天ぷらにしようかなと思っていたとき、背中の席から「小天丼ね」と 発する声を聞いた。品書きをみると、ある。こっちも、それ、お願い。 「お蕎麦は、すぐお持ちしてよろしいですか?」と女性。 焼酎たのんだからね。でも、ほんのちょっとでいいから「そばチップス」なんて あったら嬉しいんだけど…(の言葉は呑み込んで)もちろん、いいですよ。 おばさんたちの大きな声が響く。 「玉子とじゆーたら、うどんやとばっかり思てたわ」とかなんとか。 梅田で見かけるヒマアリ・マダムというような、何かの集いてな格好ではない。 近隣のおばさんが蕎麦屋で集会のノリだ。(あんたらだけやで、うるさいのは) 彼女たちを除いて、客は次つぎと入店しては出て行く。うー、忙しいんだなぁ。 ・・結局おばさんたちが決めたのは、皆さん温かい「玉子とじ」になったもよう。 背広姿のおじさんと若いのが入ってきた。隣の席に座った。 店主が、まいどおーきにと頭を下げて挨拶している。馴染み客なんだな。 「本日の天ぷら2人前と、温かい蕎麦とせいろ」と若いのがふんぞり返って注文してる。 なーんか態度が横柄なやつだなーと、ちらちら横目で見てたら、なな、なんと・・。 横グリップお箸なのだ。脚組んだまま、前屈みになって、卓の蕎麦猪口に顔のばして!? なんやねん!と目を点にしていたら、おじさんも、まんま同じ格好で食べていた。 えー年して箸もちゃんと持てんのかと思ったが…、ひょっとしてと思うことがあった。 このふたり、親子ではなかろうか…。近所でフドーサンヤかなんかやってるとかの。 ほんと鏡に映したようなツインズだったもの。気持ち悪かったなー。 でも、こんな客が夜に居酒屋つかいをしてくれるんだろうな。 おばさんたちは一杯の「玉子とじ」で、まだお喋りに夢中だ。 いやー、アキナイというのは大変だなぁ。 わたし、こんな客に来られたらやってられないもの。 ほんと、違う業種でよかった。 *「小天丼」おいしかったです。 小エビはぷりぷり。マイタケに万願寺。 この店の天ぷらは、ほんとおいしいです。 *限定:粗挽き十割蕎麦というのが気になる。 次回は、これを狙ってみよう。
by kishimoto_hajime
| 2009-10-09 16:09
| 蕎麦
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