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蕎麦屋「木田」です。
18時前ですが、都心ではない北摂の地、そして 北大阪急行:桃山台から歩いて15分はかかろうかという場所です。 いつものように「お好きな席に、どうぞ」と案内される。 これ、ですよね。CS:カスタマー・サティスファクション。 席が空いているのに、端っこの狭い席に案内する店がありますよね。 後から来る客を想定しての判断なのでしょうが、これ店の勝手都合です。 なんでやねん!と思いますが…。この場合わたしは、すぐ踵を返します。 こういう店に限って、帰るまで満席になるケースは少ないのです。 すぐに客で埋まるような店は、その旨をきちんと説明してくれますし、 そのとおり右向いて左向いてる間に、店は客でいっぱいになります。 虎ノ門の大坂屋砂場、横浜関内駅前の焼き鳥屋は17時過ぎに瞬間うまるもの。 入って左の入口手前の席にしました。 夜時間なので、ゆったり4人席になっています。(お昼は、2人席あります) まずは、燗酒をいただきましょう。 新潟の壱乃越州:本醸造にしました。 この店は越後の酒が充実しています。 燗酒は、〆張鶴、麒麟山、緑川正宗、八海山。そして滋賀の波の音。 冷酒は、緑川、菊姫(新潟)、酒屋八兵衛(三重)、竹泉(兵庫)、ばくれん(山形)。 この酒燗器、いいなあ。 干物の炭焼き、という新メニューを発見。 「味のある魚介類を天日干しにすることにより、更に美味なる一品へと進化しました」 お、これ、美味そうですね。おねがいします。 手前のが、ほたるいか、奥左から、えいひれ、自家製からすみ、ぶりの塩づけ。 ほたるいかの干物なんて、はじめて食べます。これが、旨いのなんのって。 すこし炙るだけで、すぐにこんなに反り返ります。美味しいなあ。 お酒、お替わりください、こんどは緑川正宗を燗でね。 うむ、壱乃越州のあとだと緑川は甘く感じるな。 お蕎麦は、温かい「若どりそば」にしました。 手前、そしてその右と、大きく切られた白ネギと抱きあうようにいるのが若どりです。 この若どりの存在感。添えられた青ネギと、祇園の黒七味かけて、いただきます。 柚子の香りが、しゃき甘のネギの食感が、おお食べごたえのある若どりだこと。 ここ木田の蕎麦、せいろもいいけど、温かい蕎麦、おいしいのです。 おいしかったです。ごちそうさまでした。 この間、お客さんが2組やってきたが、みんな左側の席だった。 人間の心理って、入って左側のほうがウェルカムに感じるのだろうか。
by kishimoto_hajime
| 2010-05-15 08:55
| 蕎麦
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