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土曜日、千里中央のBIGへワインを買いに行ったとき、
駅前の本屋さんで「北摂のおいしい店」の雑誌をふと見かけた。 頁を繰ると、蕎麦屋さんの紹介があった。桃山台だ。 地図をみると、いつもの「木田」の反対側のようだ。 ちょっと小腹も空いている。 まずはロケハンと、途中下車して歩いてみる。 このあたりも団地とマンションが密集してるなあ。 だが、店らしきものが存在しているという風景ではない。 美しく区画割りされているが、生活の匂いがしてこない。 本屋でちらと見ただけのうろ覚えの地図頼りなもので、 その蕎麦屋の確たる場所は分からない。 あきらめかけた頃、ちょっと気になる坂道があった。 店があるような気配もする。そこまで行ってなかったら帰ろう、 と近づいてみたら、その蕎麦屋があった。 お、いい感じの店構えである。 奥に大テーブル、まん中に4人席。手前の2人席に座る。 あ…。 テレビが(薄型ではあるが)、映っている。 あかん…。と思ったが、もう生ビールなぞたのんでしまっている。 困ったなあ。でも、蕎麦だけで帰る、というのもちょっとなあ。 蕎麦前のおすすめはと聞くと、和風しゅうまいが人気だという。 いやー、ちょっと違うなあ。 「本日、夜の一品」のなかから、「いかの木の芽味噌焼き」と 「小あゆの天ぷら」をたのむ。 メニューは、客の要望に応える姿勢からかなかなか守備範囲は広い。 酒、焼酎の銘柄も揃っている。 このあたりには、このような店がないので夜は居酒屋風になるのかも。 酒は名前で決めました。「三方良し」滋賀の純米吟醸です。 辛口純米にひかれて「金澤屋」(福島)、ください。 蕎麦は、八ヶ岳山麓産の玄ソバらしいです。 殻付きのまま挽いた「田舎(黒蕎麦)」と「更科(白蕎麦)」があります。 「更科(白蕎麦)」にしました。 長次郎作の鮫皮おろしに、山葵が盛られて出てきました。 とろみがついたそば湯も、いい感じです。 と、携帯が鳴りました。hahaです。 「何してるのー?」「お蕎麦、食べてるねん」「じぶんだけでー」 いや、今回はロケハンなもので…。 蕎麦だけでも楽しめる。 また、後にうまい蕎麦を〆にできる居酒屋として、というお店なのだろう。 手打ちそば一柳斎 玄庵 06-6834-0188 北急:桃山台駅東北
by kishimoto_hajime
| 2010-06-06 17:08
| 蕎麦
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