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◎伊達政宗の密使:大泉光一(洋泉社)
慶長遣欧使節団の隠された使命 伊達政宗は、戦国の世にすこし遅れてきた武将だが その行動はユニークで、歴史本を読んでるとどこか気なる存在なのだ。 小田原参戦に遅れ、怒った秀吉に白装束で謁見したという有名な話とか。 で、この「支倉使節団」。気にはなっていたのです。 幕府のキリシタン禁令下の時に、なぜ?どうして?という素朴な疑問。 そして、訪欧使節団に関する国内関係文書は皆無だというミステリー。 帯の言葉が、煽ります。 「門外不出のイエズス会文書が語る江戸幕府転覆計画の真相」 「政宗はスペイン国王とローマ教皇に何を要請したのか?」 まえがきには、 「国内資料がないので、海外史料にすべてを依存せざるを得ない。 著者が四十五年間にわたってメキシコ、スペイン、イタリアおよび フランスなどの文書館や図書館で自ら採録したロマンス語で書かれた 原史料そのものに語らせることで、慶長遣欧使節に隠された秘密の全貌を 明らかにする」 なに、45年!世界各国の古文書を探して! 学者というのは、すごいなあ。まさに、一途。 なんでも三日坊主のわたしには、シンジラレナーイです。 小説ではないので、エンタメ要素はないのですが、 史実を読み解きながらの推理もまた楽しい時間ではありました。 でも、17世紀初頭のこの時代、 ヨーロッパ諸国はなんと正確に日本の国情を把握していたものだと、驚きです。 ま、江戸幕府もなーんも世界を知らなかったわけではないが。 宗教革命の影響で大騒ぎのヨーロッパ。その影響が、極東の島国にも。 無敵艦隊を誇ったスペインも、イギリス・オランダ連合艦隊に敗れる。 いやー、世界が大きく変わろうとしている時代に日本が防御する構図。 400年前の話とはいえ、遠き日ではなくどこか妙にリアリティがある。
by kishimoto_hajime
| 2011-10-07 00:05
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