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カタヤマくんとは、こんな仕事の思い出。
『スッパー・ドライ・キャンデー』 この頃、この得意先とマーケティング会議 というのを月に1回やっていたんです。 全国の営業支店から20代30代の若手代表を 本社によんであれこれ会議してたんです。 次世代のリーダーを育てようということで。 ある時、社長に呼ばれたんです。 各支店長から、本社で何をやっているのか という声がある。若手も支店に帰って説明しにくい。 なので、本支店お互いが共通して話せるものが必要だ。 ここはひとつ、この会議は売れる新商品の開発の場だ ということにして、商品づくりの企画をお願いしたい。 併せて、その売り方もご教授いただければありがたい。 言われれば、おっしゃるとおり。 でも、どんな商品つくればいいのかなぁ…と考えてるとき。 帰りの地下鉄のなかで、 カタヤマくんが、ふと小声で囁いたのです。 「笑わんといてくださいよ。スッパー・ドライ…どうです?」 「ええやん!それ、しよ!」 夏にはキャンデー需要が落ち込む。 なので商品投入はしないという飴業界。 ということは、この時期、他社の商品がないということだ。 これは、チャンス! 時はスーパードライの登場でビール業界おお騒ぎ。 各社が遅れてはならぬとアサヒDRYを追いかけていた。 さっそく企画にとりかかった。 「生」と「DRY」は外せない。 夏の爽やかなキャンデーにしたい。さて、どうするか。 「新刺激」「高発泡」を商品コンセプトにした。 研究所の開発担当が意気に感じてくれました。うれしかったなぁ。 パッケージのデザインは、基本はアサヒに準じながら、 各ビール会社のデザイン要素をさりげなく取り入れた。 「CANDY NO NAGARE GA KAWARU! ATARASHII UMASA DA, KORE GA “SUPPER NAMA DRY”」 会議で提案すると、営業担当の専務に 「うちとこの社名、表にこんなに大きく出して、 あんたとこの宣伝の商品か、と言われませんかね?」 と思わぬところでの反応。これで、「い~んです!」。 一応アサヒには、こういう商品を出すのだがとの問合せをした。 すると先方「まっすぐに問合せされると、当方もまっすぐに 返事をしなくてはいけない」。なるほど、大人の対応だなぁ。 スーパードライの認知拡大の一助と大目に見てくれたのですね。 バイヤーとの商談キットも作って、みんなで模擬練習した。 新聞、テレビ、雑誌にと積極的にパブリシティに動いた。 狙いどうり、トレンディ誌や情報紙に取りあげられた。 嬉しかったのは、アサヒ他ビール会社の宣伝部の人間にウケた。 バーでは、「これを一粒グラスに入れるとビールになるんやで」 なんて会話があったと聞いた。取材、問合せの電話が、鳴った。 この成功に味をしめ、その後のマーケティング会議は好きほーだい。 あんなんどう?こんなんは!と、いろんな商品が生まれていったのです。
by kishimoto_hajime
| 2013-01-18 00:08
| プレゼン
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