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この路地の向こうに、その店はあります。
コンセプチュアルです。 戸を右にスライドさせると…、 お、いっぱいやないの…。その混みように負けず、 「いけます?」とカウンター内の主人に声かけます。 どうぞ、と指された場所、先客が半歩詰めてくれます。 ぬる燗を。 「カネナカ:生酛純米・山田錦」 はじめての酒です。山口県の蔵です。 うむ、腰がしっかり、素朴にうまい。 主人、ホルダーの生ハムを黙々とスライスしている。 それ、ちょっとつまみたいな、と数切れをもらう。 一つひとつ説明してくれたけど…、その魚の名を忘れる。 ま、うまければ、よろし(笑)。 あ、アンチョビポテトもちょうだい。 続いての酒は、 「神稲:野条穂」 この酒も、はじめてだなぁ。 その酒米を約40年ぶりに復活栽培してできたのがこの「神稲」。 「兵庫県の明石の酒なんです」と主人。 「明石の酒といえば、赤石という酒があるね」と言うと、 「おなじ太陽酒造さんの酒です」と笑顔の主人。たった3人の蔵です。 明石の「赤石」といえば、カメさんがパーティに持ってきてくれた。 「この銘柄な、みんなで応援して出来た酒やねん」…、覚えてます。 こういうところでの出会いもあるんですね。カメさん、お元気ですか。 若き頃、神戸の生田東門街を夜な夜な徘徊してた良き思い出が(笑)。 酔っ払ったカメさんが俺とこに泊まっていけ!と宝塚に拉致されて、 わが家はすぐ近くなんだけど…帰れなかった。そんなことも(笑)。 いや…、あの頃。 夜食だといえば近くの酒屋。ポットに燗した酒が入っていて、 しゅっしゅとボタン押して、セルフでコップ燗酒を飲んでましたね。 でも、まじめに、その後また仕事場に戻って仕事してましたが(笑)。
by kishimoto_hajime
| 2014-03-20 00:12
| Bar & Pub
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