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東京新聞[筆洗]2014.7.20より
開催中の男子ゴルフの全英オープン。気になったのは手術復帰後のタイガー・ウッズでも松山、石川らの日本勢でもない。まったく無名の地元の選手だった▼ジョン・シングルトンという。三十歳。応援したくなったのはその背景のせいである。開催地から車で十分ほどの工場。ここで、フルタイムで働いている。フォークリフトを運転している▼ゴルフにはカネと時間がかかるものだが、余裕はない。仕事との両立。身重の婚約者との生活は楽ではない。まとまった練習は休日に限られる。クラブさえ満足に用意できないのか、出場権を得た予選会は友人からウエッジ二本を借りて出場した▼全英オープンの初日の第一ホールのティーショット前、こらえ切れず、目を潤ませた。無理もない。想像もできなかったほどのギャラリーがこの地元選手を応援するために集まった▼木曜日だったが、経営者は工場を休みにした上、入場券を従業員に配った。同僚、家族、パブの飲み仲間が声援する。彼の夢に自分の夢を重ねる▼初日の78が影響して、残念ながら予選落ちとなったが、二日目の70は見事である。不調とはいえ、あのタイガーを七打も上回っている。最後の四ホールはバーディー、バーディー、パー、バーディー。聴衆の興奮が聞こえる。大会名の「オープン」。もちろん、「誰にでも開かれている」ということである。
by kishimoto_hajime
| 2014-07-21 00:12
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