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◎小説 土佐堀川[広岡浅子の生涯]:古川智映子(潮文庫)
いやぁ、広岡浅子さんのこと知らなかったです。 朝ドラで話題になってるというので、気にはなってたのですが。 TVドラマは俳優、脚本、演出に左右されるので基本見ないのです。 本のあとがきに、こうあります。 「二十数年も前のこと、女性の生き方に関心があった私は、 高群逸枝の「大日本女性人名辞書」という本(復刻版)を買った。 広岡浅子の名はその中にあった。当時は全く知らない女性だった。 辞書なので、二段組みの紙面にほんの十四行の記載しかなかった」 いやぁ、作家というのはすごいですね。 このわずかの記載から、広岡浅子に強く惹かれ 文献を調べ取材を重ねて小説にしていくのですから。 著者の「女性の生き方」に対するやさしい応援目線と、 やわらかで生き生きとした文章で、この時代の女性を描いています。 小説ですから、もちろん著者の脚本、演出があるのですが、 それにしても広岡浅子さん、パワフルな生きかたですねぇ。 七転八起どころか「九転十起」が座右の銘の人ですから(笑)。 商売に不向きな夫に代わって東奔西走を始めたころの浅子さん、 まだ二十歳になるかならないかの若妻だったというのもすごい。 加島屋(広岡家)に嫁いだ17歳のころの浅子さん、可愛いです。 三井家のお嬢さんです。 幕末、維新の時代です。三井家というのも興味深いです。 渋沢栄一が大隈重信が伊藤博文が五代友厚がふつうに登場します。 この時代、ほんと政治経済どの視点からみても日本が躍動してます。 日本女子大学が建ってるのは、三井家の目白の別荘だったのですね。 大同生命大阪本社が建つ地は、浅子の加島屋本家があった場所です。 新しい屋敷も芦屋の別荘もこのビルの設計もあの建築家ヴォーリズ。 大阪屈指の豪商「加島屋」うむ、スケール感が想像できない(笑)。 でもこの「土佐堀川」は土地勘があるので読んでて楽しかったです。 肥後橋のあそこが、加島屋のお屋敷だったのかぁ。 ヴォーリズ設計の旧大同生命ビルも記憶あります。 こんど土佐堀通りをゆっくり歩いてみよう。
by kishimoto_hajime
| 2016-04-18 00:11
| 読んだ本
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