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◎「役にたたない日々」佐野洋子(朝日文庫)
朝日新聞の突き出し広告で知りました。 「余命2年と宣告された帰り道、イングリッシュグリーンのジャガーを買った」 おお、かっこいい。どんな人なんだ。これは読まねば、と即書店に走りました。 68歳は閑である。バアさんが何をしようと注目する人は居ない。 淋しい? 冗談ではない。この先長くないと思うと天衣無縫に生きたい、 思ってはならぬ事を思いたい。 豪快、痛快バアさんのようだ。 でも…佐野洋子って、聞いたことがある名前だなあ。 とカバーの略歴をみると「100万回生きたねこ」の作者なのか。 そういえば、昨年末に、亡くなったという記事も目にしたなあ。 「100万回…」も見聞きしたことはあるが、読んだことはない。 で、ページを開くと・・ パワフルです。好奇心まんまん。人の観察がすごい。その目線がすなお。 言葉は荒っぽいが、美大出らしく描写はディテール確かなスケッチなのだ。 大らかな料理とせこい味の料理がある。なんて、さらりと含蓄ある言葉も。 毒舌です、いや正直です。佐野さんの日常が、動きが目の前に浮かびます。 人にも自分にもまっすぐ向き合う姿は、繊細な少女のようでもあります。 唐突だけど、ディズニーの映画を観てるような気持ちにもなりました。 いま、amazonのカスタマーレビューを見て知ったのだが。 佐野さん、2度も離婚した…と自虐的に書いているが、 そのうちの1回の相手は、谷川俊太郎だったのか。 そういえば彼女も詩人的な生き方の人ではある。
by kishimoto_hajime
| 2011-03-04 09:50
| 読んだ本
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