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東急ハンズの地下が、本屋さんになっていた。
B1といえば、パーティグッズに自転車売場…、 そうだ、ペットにガーデニングコーナーもあった。 が、売場構成がくるくると変わるフロアでもあった。 そうか、本屋さんかあ、とエスカレータを降りる。 「喜久屋書店」。 ウッディで落ち着いた空間です。 書棚が低く、間隔もゆったりレイアウトされてます。 最近は、ぎゅうぎゅう詰めか倉庫みたいな本屋が多いからなあ。 新刊コーナー、平台書籍も見やすいです。 でも、探してる本が見あたらない。 近くにいた店員さんに聞いてみた。 「今朝、朝日新聞の書籍広告で見たんですけど…」 「はい、どうぞこちらへ」とカウンターへと案内してくれた。 コンピュータで、書籍名、作家、出版社…とてきぱき確認されるが、 そのすべてが記憶曖昧で、メモしてくればよかったとその場で反省。 でも、このような本では…とか、この作家では…と推測してくれる。 そうそう、この感じです。本屋さんって、こうやって相談してた。 「こちらです」と、その本がある棚に案内してくれた。 ありがとう。じぶんで探す検索パネルでは、こうはいかない。 先日別の本屋、レジ横のコンピュータで検索したら「在庫0」と出た。 (この店では客が操作する。高齢者でなくても、面倒ではある) 目の前にいる店員に問うた。「これは…?」 「在庫なし、という意味です。この店にない、ということです」で、終わり。 おいおい、アナタんとこチェーン店だろうが。市内の他の店にあるかどうか 確認するとか、そういう動きはしないのかい。 と、ひと言いおうとしたが、胸におさめた。 「お取り寄せ、できますが。4~5日、かかりますけど」の声が聞こえたが、 手を振って、その場を離れた。 この店で問うたわたしが悪いのだ。この本屋は昔っから、こんなだったのだ。 さて、無事に新刊手にしたわたし、 文庫コーナーで仕事していた先ほどの彼女をみつけ、また聞いてみた。 「マキメがエッセイ出してるんだけど…」 「はい、こちらです」と即、書棚の一角を示してくれた。 気持ちよかったなあ。こんなのが、本屋さんの、楽しみです。 心斎橋・東急ハンズの地下。 いい本屋さんが来てくれた。
by kishimoto_hajime
| 2011-07-10 16:46
| なるほど!
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