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ひな祭りの日曜日、
「関西の民放初、幻の“大阪テレビ”」 というトークサロンに@なにわ橋駅。 B1コンコースが会場との案内。 ライオン橋を渡って、階段を下りる。 が、それらしきフロアが見あたらない。 ぐるりと回ってもう一度地上に上がる。 今度はエレベータで下りてみる。 あたりまえだが、同じところに着く。あ、れ? 汗アセ。案内状にある電話番号にかけてみる。 B2にいったん下りてまた上がったところらしい。 え、ここ!? 入退出自由のラボカフェだと聞いてたので、 ゆっくりお茶なぞ飲みながらのサロンぽいのを 想像してたんだけど、会場には人人人ぎっしり。 これは、講演会ではないですか…。 壇上ではすでに熱いトークが始まっている。 突っ立ってるといちばん後の椅子に案内される。 隣りの女性は、立ちあがったままで聞いてはる。 大阪テレビ放送(OTV)は日本で2番目の民放局なのだが、 1956(昭和31)年から1959年まで3年間だけのテレビ局。 ABC朝日放送の前身だという、かすかな知識はあったけど、 そんなんじゃ語れない開局の歴史があったのですね。 「こんな格好で、失礼します」 とマイクから響いてきたのは、開局当時の元アナウンサー。 「わたくし昭和2年生まれでございます。 いつお迎えが来てもおかしくない歳なもので、 寒さでキュンとしたらいけないので、いっぱい着込んでまいりました」 タイドアップしていない非礼をわびる話題で、まずは笑いをとる第一声。 おもわずわたしも最後列の席から伸びあがってその声の姿をさがします。 富士山の噴火口に泊まり込みながら、山頂から生中継したときの話題など、 その滑らかな語りは、まるで上質な落語を聴いているようで魅き込まれます。 NHKからヘッドハンティングされた元カメラマンは、お洒落な背広姿です。 何トンもの機材を頂上に運び上げるには強力が要る。が、現場で現金払い。 なので、さらしで身体に巻きつけて大阪から夜行列車で向かった眠れない話。 重いケーブルにバッテリーおまけにモニターまで持たされてと金庫番も大変。 この話は誰さん、この話はあの人にとマイクが渡り、これまた貴重なお話が。 街頭テレビをどこに配置するか、受像機メーカーの選定は…事実はリアルです。 休憩のとき、席のまわりの皆さんが声かけあって挨拶されていた。 OTVのOB、OGの方々だったのですね。楽しい同窓会のようでした。 戦後復興期に、朝日・毎日のライバル同士が手を組んで生まれたテレビ局OTV。 そうなのだ、大阪が一丸となっていた時代だからこそパワーが漲っていたのだ。 そしてOBの方々が口を揃えて“あの人は凄かった”と語るのが創業時の社長。 新しい事業を切り開くには、新しい発想が要る。美術に造詣が深かったという。 ハシモトやマツイは、こういう大大阪の歴史を知っているのだろうか。 “大阪テレビ放送”とは何だったのかとの問いは、新鮮なテーマでした。 昭和2年生まれの大先輩たちは若々しく、おおいに刺激を受けました。 ところで、朝日放送、毎日放送はカメラを回していたのだろうか。 カフェマスターの雪破さん、お疲れさまでした。 デーブ川崎さんとご一緒夜会の機会を、ぜひに。
by kishimoto_hajime
| 2013-03-06 00:11
| なるほど!
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Comments(4)
有難いコメント、ありがとうございます。
立った一人で準備していたので、あんなに多数ご来場くださって感謝感激です。 OBの方達の話を聴けば聴くほど凄さが響いてきます。 初めてのテレビ放送を「やってみなはれ」精神で作り上げて行ったサムライたちと勇敢な女性たち。 ほんまに視聴都知事に爪のあかを煎じて吞ませたい。 川崎クンの厖大でマニアックな話から始まったのですが、これを大阪人がやらいでなんとするという心意気から始まった企画です。川崎クンが、また来版した時には必ずお声掛けします。 本当にご参加ありがとうございました。 重箱の隅をつつくような大学の先生方の意見に辟易していたところなので、助かりました(笑)。 なにせ、通常50人のところ、152人入ったのですから。
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kishimoto_hajime at 2013-03-06 12:11
ひさしぶりに真っ当な企画に出会い、こちらこそ感謝です。
「プロジェクトX」をナマで観ているような興奮でした。 これは1回だけで終わらせるのはもったいないです。 当時の政財界、文化、食をふくめた時代検証として ぜひともシリーズ化を願います。 そして、ほんとに朝日放送、毎日放送の共同制作で、 「幻の“大阪テレビ放送:OTV”物語」を実現させましょう。
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kishimoto_hajime at 2013-03-07 11:10
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