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天満橋の川沿いの夜桜を楽しんで、
となると足が向くのはここですね。 おっとこれ、安西水丸さんのイラストです。 N社冷蔵庫のキャンペーンを思い出します。 “冷蔵庫をアートしよう”という企画でした。 クルマ業界も自分の好きなデザインが選べる という遊びごころをもった展開をしてました。 白物家電もカラーバリエだけでなく個性化を、 なんてな空気になってたんですね、時代が。 デザイナーが冷蔵庫の扉をアートしたらどうだろう。 花井幸子がケン・ドーンがハルオ宮内が…考えたら どんなデザインになるだろう、なんて想像した案を いろいろ提案したんです。 ま、紆余曲折あって、全面のデザインはむつかしい。 冷蔵庫の元は変えないで、一部の扉部に限定しよう。 それもマグネットで貼り替えできるように、となった。 ま、扉の着せ替えアート・パネルですね。 横長になったものだから、また作家探しがはじまって、 いろいろあった後、安西水丸さんのに決まったのです。 四季の変化をということで、4点描いてもらいました。 原画が届いたとき、ああ、こうやって描いてるんだぁ と、トレーシングペーパーを開いたことを覚えてます。 ある日、夜遅い時間に堂島の担当営業から電話があって、 校正刷りが上がってきたのだけど、問題が起きていると言う。 デザイナーはもう帰ってる。わたしが行ってもわからないし。 どうしよ…と思ってたところにマツシマさんがやってきた。 SRI・D>の校正の打ち合わせだったんだけど、これは幸い。 彼は製版のプロ。堂島とは面識なしのいきなりの話だけど、 とにかくとりあえず走って話を聞いてやってとお願いした。 そして、待ってると 「なにも、問題ないですよ」とクールな電話がマツシマさんから。 聞くと、安西水丸さんはパントーンを貼ってが特徴の絵画手法。 そのパントーンに空気が残っていたのが原因だったらしい。 マツシマさんは原画を見直し、パントーンの気泡を一つひとつ 針で抜いて製版をやり直してくれたんです。それで一件落着。 会社はそれぞれ違っても個人の関係でリレーできてましたね。 その時の校正刷りを額装したんです。 わたしの部屋に、1点が残ってます。 安西水丸さんが亡くなった。合掌。
by kishimoto_hajime
| 2014-04-08 00:08
| Bar & Pub
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