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朝日、先週の「読書」欄より。
◎江戸<メディア表象>論:奥野卓司 イメージとしての<江戸>を問う いかにも大学のセンセの本というタイトルではありますが、 ちょっと面白そう…というところもあって、以下、一部転記。 私たちが江戸の代名詞と疑わない様々なものは、 実は現代のイメージの産物であることが少なくない。 鎖国も、いぶし銀のモノ作りも、エコな生活も、人情味あふれる 人付き合いも、伝統芸能としての歌舞伎も、みな本来の江戸とは つながらない。 それは「そうあってほしい」という私たちの願望を引き受けた、 メディア表象が創出した作品たちなのだ。 「江戸」は一つには「江戸時代」ではあるが、「江戸の町」をも 意味する。近世は江戸の町によって代表される、という理解が そもそも幻想であって、この時代を特徴づける経済・産業・文化は、 上方をはじめとする他の地域から生起したのだ。 「歴史は『ヒストリー』である以上、人間の作ったストーリー、 つまり『物語』である。何が正確な『江戸文化』なのかを延々 論じていても、意味のないことである」と清々しく言い切る。 ただ、よくある“知ってた?”テレビ番組のような気がしないでも。 それに、2,916円。ちょいと手が出る新書価格ではない(笑)。 どんな人が読んでるのだろう…とamazonレビューを見てみると、 「通俗的な議論をよく吟味もしないでそのまま書いてる。 下手な鉄砲数撃ちゃ当たる式で、これで大学教授かあ」 「意気込みは首肯できるが、正直著者の手に余るテーマであろう。 歴史知識が無いように思える。 読み物としては面白いが、根拠がなく信用できない」 ・ ・ やっぱりね。どこか、そんな感じもしてたんです(笑)。 立ち読みもしていないのにこんなこというのもなんだけど、 amazonレビューのコメントのほうが信じられる気がする。 評者は歴史学者だが、この言葉がどうもひっかかったのだ。 「社会学者がホンネで語ってくれているのだから、 歴史学者は知らないよ、ではなく、きっちり反論せねばなるまい。 …え?おまえもだろう、ですって?いえ、ぼくはその、中世史担当なので…」 このお笑い芸人のようなちゃらけボケ、コメンテーターのような無責任の逃げ。 「イメージとしての<江戸>を問う」なんてなテーマはまさにテレビ的ではある。 しかも著者の専門は<メディア表象>論。BSでちょっとした番組がつくれそうだ。 ゲストには、この歴史学者を呼ぶ。で、先ほどのコメントでシャンシャン、か(笑)。 追記) 今日、8月12日、難波のジュンク堂で立ち読みしてきました。 店員さんに聞かないと分からない場所の奥に一冊だけあった。 立ち読みでの評価はむつかしいけど寄せ集め感はやはりある。 通路の席に座って読んでる客もいるけど図書館じゃないもの。
by kishimoto_hajime
| 2014-08-12 00:12
| 不思議…?
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