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湯川れい子さんが、清志郎が残した言葉を紹介してる記事を
新聞の夕刊で見かけた。書棚のどこかにあるはずだ…、と この本の記憶はあるけど積んどく整理なのでどこにあるのか。 背表紙が見えるようにしないとなぁ…。あ、ありました。 奥付をみると、2007年9月11日 初版第一刷発行 とあります。 (元の単行本は2000年9月に刊行) いっきに、読み返したですね。 ◎瀕死の双六問屋:忌野清志郎(小学館文庫) 「地震の後には戦争がやってくる。軍隊を持ちたい政治家が TVででかい事を言い始めてる。国民をバカにして戦争にかり立てる。 自分は安全なところで偉そうにしてるだけ」 「戦争はいけないよ。NATOはいったい何をやってるんだい? 政治家以外の人々は誰も戦争で死にたくなんかないんだよ」 「五十年以上もの間、戦争の無かった国は世界でも珍しいのだ。 その点だけでも日本はすばらしい国ではないか。 百年でも二百年でも戦争なんかするべきではない。 そろそろ戦争で儲けたい奴が出てきているのか?」 「この国の憲法第9条はまるでジョン・レノンの考え方みたいじゃないか? 戦争を放棄して世界の平和のためにがんばるって言ってるんだぜ。 戦争はやめよう。平和に生きよう。そしてみんな平等に暮らそう」 最近の話のようですが、勿論、最近の言葉ではありません。 「TV Bros.」の連載ですから、音楽に関するコラムなのです。 上の言葉は、1998年11月~2000年7月の「TV Bros.」に書かれた 文章のなかから抜き書きしたものです。こう並ぶと、ずどんときますね。 町田 康の「解説」がいいです。清志郎の「文庫版あとがき」がいいです。 「サマータイム・ブルース」「ラヴ・ミー・テンダー」 1988年、“原発”を歌った「COVERS」は直前になって発売中止。 東芝EMIの「親会社」(もしくは、もっとその上)の逆鱗に触れたか。 (1986年のチェルノブイリ原発事故の後、反原発の動きがあった頃) 1999年、「国旗および国歌に関する法律」が公布された。 「歌」は「歌」なんだろう?「君」は「You」だろ? 「俺はヨー、キミがよー、大好きなんだ!」とキヨシローの解釈だが。 「君が代」が入っているの理由で「冬の十字架」これまた発売中止。 「外国人記者は日本人の記者が見逃しているところを見逃さなかった。 『なぜ、あなたの君が代のエンディングのところにアメリカ国歌が 演奏されているのか』と質問したのは外国人達だった」 この話も、意味深でしょ。 読みたくなってきたでしょ。さあ、amazonへ、近くの本屋に。 「いいかい、気をつけろよ。だまされんなよ。 腐った奴らが増えているんだ。自分を見失わないで欲しいんだ」
by kishimoto_hajime
| 2014-09-03 00:06
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