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「これから行きます。2名、お願いね」 「今日は、鰤しかないよ〜」と女将さんの明るい声。 「鍋の用意して、お待ちしてま〜す」はい、お願いね。 「そういや、こないだもブリ・シャブでしたね。 でも、あの時は「ポン酢」やったから、今日は ウチとこオリジナルの「醤油」で食べてもらうわ」と主人。 「ちょっと、まってなぁ。で、何、飲む?日本酒?」 といいながら、赤霧島のロックをつくってる女将さん。 「はい、お待たせ。ブリ、こっちが腹身、こっちが背。 漁師自慢の上もんやから美味しいでっせ」と主人。 「鍋は、いつもozakiさんにおまかせで、はいどうぞ と食べさせてもらってるからなぁ」と腰を引いていると 女将さんが「わたしが、やったげるわ」。助かります(笑)。 おお、鍋の中に醤油の器も入ってます。一緒に温めてる。 「おろしとネギをたっぷり、ね」と小鉢に入れてスタンバイ。 「はい、ブリ、どうぞ」いちど醤油にくぐらせたブリしゃぶを、 おろしネギでくるんで食べる。お、美味しっ。笑顔になります。 「美味しいですやろ。これ、うちとこ独特の食べかたやねん。 この醤油に秘密があるんですかとか、よ〜聞かれるんやけど、 秘伝でもなんでもない、キッコーマンかマルキンでよろし。 こうやって温めてると、醤油がまろやかになってくるんやね」。 jinちゃんが仙台からだと言うと「これが、大阪流の鍋です」と 主人。と、隣席の主人と30数年来の関係だという客が「それ、 大阪流とちゃうで。この店でしか見たことないもん。正しくは くっちまえ流やんか」なんて、まぜっかえしてます(笑)。 でも、この醤油つけ鍋、ふしぎです。 豆腐は、しばらく醤油につけこんでおいてから食べます。 おお、マグロの漬けではなく、豆腐の漬け(笑)。美味い。 たっぷりの、大根おろしとネギがまたいいんでしょうね。 「おろし、なんぼでも摺らすから」と女将さん厨房のほうを向く。 気がつけば、主人が隣に座ってます。 jinちゃんとこの社名が長いの意味わからんと主人の素朴な疑問。 え、辞書を持ち出してきた。載ってる載ってないではなくて。 追求されるjinちゃん、その件持ち帰り案件となった(笑)。 「この焼酎、なかなかいいと思います」と佐藤を注いでくれます。 麦らしいけど、しっかりした味わいの焼酎です。危険…(笑)。
by kishimoto_hajime
| 2016-12-28 00:11
| 和食・居酒屋
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