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プラチナ通りを、坂の下からぐるりと逆回りで白金台に着く。
けっこう、歩いたよなあ。 蕎麦食べよと決めていたので、「利庵」で手を打つ。 昼時だが、すんなり入れた。 席が空いていない。角2席か、向い並びか、と言う。 4人席を見てみるが、どちらにせよ横並び相席になるだろう。 おじさん3人組の前に座る。 ビール小と、だし巻きね。 ビールを注ごうとした時、するっと手が滑った。危なかった。 前から思ってたけど、この店の空間にフロア4人は多すぎる。 動きが目障りでじゃまだし場所とりすぎ。で、気くばりないしなあ。 だし巻をひと口食べて、思いだした。 ああ、ここの、甘いんやったんやあ。 客が店内に入り込んできて、かたまりで立って待っている。 「外で待たさへんの?落ち着かへんやないか」 「暑いから、勝手に入ってきたのと違う?」とhaha。 「それやったら、店が言うたらええやん」 左向かい角に、マダム二人が陣取っている。 なんやかんやアテを注文してる。すでにビールお替わり。 例によって自分たちワールドに入り込み大きな声の会話。 わたしゃ、入口待ち客を見たらもう食べる楽しみを失した。 向いのおじさんたち、蕎麦食べてるのに鴨焼きがあとから来てる。 あ、こら、あかん。調理場にも人がたくさんいてるのにね。 はよ、蕎麦、決めよう。 「おろし蕎麦」と「せいろう」を、急いで食べる。 店の前には、まだ待ってる客がいた。 「食べた気ぃ、せーへんかったなあ」 この店のこの人気、わたしには分からない。 #
by kishimoto_hajime
| 2011-09-18 00:51
| 蕎麦
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赤坂の「Barムーンシャイナ」に行ったのだけど、
残念ながら店の灯りは点いていなかった。 前回もそうだった、とその時に気づく。 土曜日…。 こんどは電話で確認して、銀座に戻る。 「コリドー街の一本なか銀座側の道を」 と言うとタクシーの運転手さん、 「電通通り、ですかね」。 お、懐かしい呼び名だね、となるちゃんと話す。 「数寄屋橋サンボア」です。 この傘のようなファサードが洒落ていて、いい目印。 カウンター奥に女子二人が座っている。 私たちは、椅子席に座る。 「あっさりしたものを」 「じゃあ、ジンリッキでも…」 おお、オールドレシピのカクテルだ。 なるちゃんは、#$%&と言っているが聞きとれない。 白ワインのようだが。カヴァかな。 しぜんと、新橋さんの話題となる。 あの時こうだった、ああだったと楽しい会話がつづく。 すこしお年を召した夫婦がとなり席に。 カウンターの立ちに、若者男女三人組が。 数寄屋橋サンボア、開店からもうすぐ一年。 この街に溶けこんでいるようすが、嬉しい。 「Bar樽」に行こう! すこし道に迷ったが、無事到着。 思いのほか大混雑状況だ。店の奥ではバンドが演奏中。 しばらく来ないあいだに、若者の店になってるぞ。 カウンター席にもぐり込み、ニッカを一杯。 なるちゃん、今度は大阪でね。 「新橋会」の企画もよろしく! #
by kishimoto_hajime
| 2011-09-17 00:07
| Bar & Pub
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LSIの同窓会に、行ってきました。
11年ぶりに集まろうという会でした。 でも、わたし、この会社のOBではないのですが。 なるちゃんが、 「社員と同じだから、ぜひ」と誘ってくれたのです。 岬なべさんに連絡とると「おお、行ってくれるのか」。 嬉しいですねえ、この関係。 会場は、銀座東武ホテル。このホテルも懐かしいなあ。 コートヤード・バイ・マリオットホテルと名を変えています。 ちょっと早めに着いたけど、もうすでに大混雑状況。 「ナルミさんは、まだです」と受付担当のOG。 お、幹事会、横連絡はスムースにつながってる。 ぜひとも会いたかった人がいます。 真っすぐに、その人のもとに向かいます。 「ご無沙汰しております」と、固く、握手。 新橋重夫社長です。 この人との出会いが、その後のわたしを決めました。 いや、現在のわたしにつづく、です。 「群馬へ、車で一緒に行ったよね」。 そうなんです。群馬県庁へプレゼンに行ったのです。 みんなは電車だったけれど、なぜか新橋社長がわたしに、 「一緒に、行こう」と、社用車で群馬に向かったのです。 二人だけでのプレ前の会話、緊張したけれど、楽しい時間でした。 さて県庁の大会議室には、職員、JR、観光協会他の人間がずらり。 まだ若かったわたし、おじさんばっかしだなあと思ったものでした。 そして新橋社長の、粋でスマートな挨拶からプレゼンは始まりました。 そうなんです。 こういう時の挨拶とか、服装とか、歩き方とか、いろいろ学びました。 「車を、得意先に横付けなんてしちゃいけない」と手前で停めて歩く。 冬の寒い日も「コートを脱ぎ着する姿なんてみっともない」と背広姿で。 蕎麦の、最後にちょこっと残った切れ端をつまむ箸の使い方も教わった。 ああ、こうやって書いてると、 「粋」という概念を意識したのも、 また「蕎麦」が好きになったのも、 新橋さんとの出会いがあってのことかもしれない。 More:この話の、続き、あります。 #
by kishimoto_hajime
| 2011-09-16 00:03
| アド屋の目
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「室町 砂場」です。
こちらの室町はhahaとは初めてです。 「砂場」といえば、「大坂屋」ですからね。 「虎ノ門」の法被には、「大坂屋」と染め抜かれています。 そーなんです。 「砂場」発祥の地は、大阪新町なんです。 でも、「室町 砂場」は、この日本橋本店と赤坂店のみ。 で、「虎ノ門 砂場」とはまた系列が違うようなのです。 閑話休題。 11時半開店を、わずか5分遅れただけで、 奥の坪庭前の席には先客が。その手前にも、おじさん二人。 すでにビール瓶とお銚子が並んでいる。おお。 小上がりに、とも思うが、座布団6つだしなあ。 残念ながら、真ん中の席に座る。 まずはビールを。 この店は、サッポロ、キリン、アサヒと選べます。 サッポロにします。 「あさり」と「焼き鳥」塩でね。 それと「天ぷら、かき揚げ」を、とりあえず。 やはり、日本酒かなあ。 「焼き鳥」、やわらかくて美味しいなあ。ネギも、うまい。 なんて言ってる。ジョギング帰りなのか短パンリュック夫婦に こちらは3世代家族、親子女子二人組にカップル一人リーマン、 次つぎとお客さんが入ってくる。 まだ12時になってないぞ! ここ「室町 砂場」といえば、この「天ぷら、かき揚げ」です。 「もり」にします。うむ、うまい! 江戸での、いいお昼でした。 #
by kishimoto_hajime
| 2011-09-15 15:23
| 蕎麦
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バイキング料理の軽いストレスは、
自分の浅ましさを思い知る点にある。 元を取るぞという貧乏性が食欲にかぶさり、 せっかくの美味は混然たる「ごちそうの山」と化す。 この手で好きなだけ盛れる怖さ、お手盛りの語源である。 東京電力が、来年度から3年間をめどに、 約15%の料金値上げを欲しているという。 社員の給与カットは5%だからお手盛りくさい。 半減とはいえボーナスがあるのも驚くが、 値上げ期間が終わったら元に戻したいらしい。 安定供給の名の下、会社が赤字にならぬよう、 電気料金は事前に見積もった費用に利潤を乗せて決まる。 勢い、見積もりが多めになるのは「ごちそうの山」の常である。 地域独占なので、コスト減らしの競争意識は乏しい。 倒産しかねない大公害なのに、 国策ゆえ、想定外だからと救われる公益事業。 被災した町工場や商店は納得いくまい。 今の東電には、食べ放題ではなく質素な昼定食が似合う。 身を削る努力を求めたい。 なお、月50万円減らした国会議員の歳費が、 10月から元の129万円に戻りそうだ。 こちらのお手盛りは血税の米びつからとなる。 臨時国会を4日で閉じての満額復帰、 これで東電に大なたを振るえようか。 「原発ゼロ」に言及した前経産相が辞め、 業界がほっとしたのもつかの間、 後任の枝野幸男氏は電気料金の仕組みに切り込む考えと聞く。 利用者の怒りの声に、どうか大きな耳を傾けてほしい。 放射能、停電、節電ときて大幅値上げでは、公益の名が廃る。 ほんま、東電、何考えてるねん。 アタマのなかがどーなってるか、知りたいわい。 いや、そういうアタマやから、そういうコト言いだすんやな。 国策・独占企業というのはすごいものだな、と口あんぐりだ。 前新経産相の発言をメディアは子どものように異常にはしゃいだが、 東電事故ははっきりと人災である。大人の踏み込んだ記事に期待する。 #
by kishimoto_hajime
| 2011-09-15 12:17
| 不思議…?
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